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企画展「新美南吉の言葉と風景展 7/30~」

赤レンガ建物と新美南吉

2025年7月30日〜2025年10月13日

半田赤レンガ建物で7/30から始まっている企画展「新美南吉の言葉と風景展」。

実は、新美南吉の誕生日に合わせて会期がスタートしています。

「ごんぎつね」などで知られる作家 新美南吉は、愛知県知多郡半田町(現在の半田市)出身で、この辺りをよく散策していたようです。

半田赤レンガ建物は南吉が生まれる15年前に建てられ、すぐ隣にある住吉神社の宮池なども作品に登場します。

童話でよく知られる新美南吉ですが、詩などの作品も数多く、様々な感情や葛藤が当時の情景の中に織り混ざり、瑞々しく伝わってきます。

わずか29歳で亡くなった南吉ですが、等身大の表現に、現代の私たちも共感できます。

そんな南吉の生きた年齢に近い現代のクリエイターを集めて、南吉の言葉を写真や映像、

アートなどそれぞれの表現で再定義し作品化したのが今回の企画展です。

当時と現代が交差する企画展示に合わせ、より楽しむことのできる企画を数多く用意しています

◇赤レンガshop

甘いものが好きだった南吉に合わせて、知多半島中から様々な和菓子を取り揃えた和菓子コーナーを設置。

南吉が実際に買っていた、明治から続く羊羹屋さんの羊羹もあります。

◇赤レンガcafe

「ごんぎつね」をモチーフに、新しくもクセになる和菓子メニューを考案。

香りが深いほうじ茶と合わせて、ゆっくりお過ごし下さい。

◇謎解き「NANKICHI THE WORD」

https://handa-akarenga.com/event/event-1193/

半田の街を周遊しながら謎をとく、赤レンガを飛び出した企画。

新美南吉記念館と赤レンガ建物に隠された謎を解くと、南吉の言葉と景品がもらえます。

◇ZINE展

ZINEとは、アートやデザインなど、自分の好きな世界観を表現する個人制作冊子。

企画展で展示している作家さんが主催していて、数多くの作品と出会えます。

文学や芸術がより身近なものとして感じられます。

◇ワークショップ

https://gonnookurimono.stores.jp/

8月中は毎日、普段それぞれ活躍されているクリエイターや作家さん考案のワークショップを行います。

普段は使わない素材を使い、芸術やものづくりに触れて、創作の面白さを感じることができます。

様々な切り口から体感できる南吉の世界にぜひ浸ってください。

どこから参加してもきっと楽しめるはず。みなさまのご来場をお待ちしています。

キュレーター:吉田雅彦
キュレーター:吉田雅彦

名古屋芸術大学卒業。 博物館展示や地域情報誌の編集、大学出資会社などでディレクター/プロデューサーとして各種コンテンツ制作に従事後、知多デザイン事務所を設立。知多半島を中心に観光・地域プロモーション、Webサイト企画などを手がける。2025年より大同大学准教授。美浜町在住。